Binanceの新IEO インドの取引所WazirXとは

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Binanceの新IEO インドの取引所WazirXとは

更新日 2020/01/22

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目次
  1. 1. WazirXとは 取引所事業の背景
  2. 2. WRXトークンのユースケース
  3. 3. 今回のBinanceでのIEOについて
  4. 4. WazirXの良いところ
  5. 5. 懸念点

WazirXとは 取引所事業の背景

WazirXとは、インドで80種類以上の通貨を扱う取引所です。
2019年11月にBinanceに500万〜1,000万ドル(約5.5億〜11億円)で買収されました。

設立  2017年12月
社員数 11~50人
拠点 インド(バンガロール、ムンバイ)
CEO Nischal Shetty氏 Linkedin

インドは10億人規模の巨大市場ですが、暗号通貨については特殊な環境にあります。
インドの法規制は、かつて仮想通貨取引の全面禁止案を出すほどに対して否定的でした。
現在は、取引所が銀行口座を保持することはが違法とされています。
その結果、KoinexやZebpayなどの競合の取引所はインドから撤退しています。画像

WazirXのP2Pの自動マッチングシステム 銀行口座を持てない法規制を回避

WazirXはP2Pの自動マッチングシステムを開発しました。
ルピーと暗号通貨を求めている人同士をマッチングさせ、WazirXはエスクロー(仲介保証)の役割をします。
これによって、銀行間の取引を回避するし、合法的に取引所を成立させました。
今後は、Binance Fiat Gatewayに接続し、よりシームレスに取引可能になる予定です。

また、途上国と暗号通貨の相性は良いです。
キプロスの金融危機時に暗号通貨が代替手段となったのは有名な話です。
インドの法定通貨ルピーも2018年9月に急落したというニュースが出ています。

WRXトークンのユースケース

WRXトークンは、WazirXの取引所トークンです。
WazirXの取引量増加、ユーザー数増加が目的です。
BinanceにおけるBNBのような取引手数料の割引がメインの使われ方です。

WRXトークンのユースケース

トレードマイニングについて
アフィリエイト報酬について

過去にはエアドロップも行われていました。

今回のBinanceでのIEOについて

WazirXの推定収益は年間110万ドル(約1.2億円)とされています。
Binanceに買収された直後でキャッシュに困っている状況ではなさそうです。
WRXのユースケースから見ても、IEOの販売でトークンを広めることで取引量とユーザー増加につなげることが目的と言えるでしょう。

今回のIEOではWRXトークンを1億(全体総供給量の10%)を販売し、200万ドル相当のBNBを調達することを目指しています。
WRXの開始価格は、トークンあたり0.02USDに設定されています。
アメリカなど一部の地域では参加不可ですが、日本居住者は参加可能です。

WazirXの良いところ

WazirXは、毎日50BTC相当の取引量という目標設定をしていました。
2019年6月にこれを達成しています。
取引所としては一定の成功はしているようです。

懸念点

過去のIEO事例を見ると、全体的にhypeになる傾向にあります。
また、BNBなどの一部を除いて取引所トークンもhypeになる可能性も高いと言えます。

しかし、Nischal Shetty氏は「WRXはget-rich-quickトークンではありません」と主張しています。


参考URL
WazirX P2Pの仕組み
https://medium.com/wazirx/revealing-the-most-legal-way-to-buy-sell-cryptos-in-india-after-the-rbi-ban-using-wazirx-fe7094a88bf9
インドの法規制を回避するWazirX P2Pについて
https://medium.com/wazirx/wazirx-p2p-arrives-today-135d928a0d72
WRXトークンのユースケースについて
https://medium.com/wazirx/revealing-the-first-two-use-cases-of-wrx-4934a70fef1d


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