Beams 概要

技術 Beam

Beams 概要

更新日 2019/03/25

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目次
  1. 1. Beamの特徴
  2. 2. Beamで使われている技術
  3. 3. 供給スケジュール
  4. 4. Opt-in auditability(外部監査性)
  5. 5. Treasury報酬

Beamの特徴

Beamは、Mimblewimbleというプロトコルをベースに開発された、スケーラビリティと匿名性を両立した通貨です。
送金金額、送信者、受信者を秘匿化しています。

Beam Development という会社によって開発されています。
Treasury報酬という企業と開発者報酬への仕組みを採用しています。

長期的な匿名通貨としての通貨価値の安定を目指していて、ビットコインの供給ペースを参考に設計することで、価値貯蔵手段(Store of Value)、価値の交換手段としての役割を確立しようとしています。
そのため、ビットコイン同様に発行上限と4年ごとの半減期があります。

Beamで使われている技術

Mimblewimble 

Mimblewimbleを実装しているため、公開鍵、秘密鍵、アドレスが不要です。
Beamには、Grin同様にアドレスという概念がありません。
Mimblewimbleの欠点を補うのダンデライオンリレーも実装されています。

コンセンサスアルゴリズム  Equihash

Zcashでも使われているEquihashというPoWアルゴリズムが採用されています。
既存のGPUマイナーを確保しやすくする狙いがあります。
マイニングノードを管理するためのツールもあります。

Scriptless Script

Scriptless Scriptとは、複数の署名を一つにまとめる技術です。
これによって、アトミックスワップ、エスクロー、およびタイムロックトランザクションなどの様々なトランザクションに対応できます。

供給スケジュール

Beamは、価値貯蔵手段(Store of Value)としての確立を目指すために、ビットコインの供給ペースを参考に設計されました。
供給量についての詳細が公式のmediumにのっているので、以下に要約します。
また、Beamの供給量の将来のシュミレーションがこちらの公式が出しているスプレッドシートにまとまっています。

2億6300万BEAMが発行上限に設定されています。
ローンチから1年後に、最初の半減期がきて、その後4年おきに半減期がきます。
合計33回の半減期がきて、133年に渡ってすべての通貨が供給されます。
約90%のBEAMコインが最初の13年間で供給されます。
主な違いはBEAMは10倍のブロック数を持つこと、そしてBeamの初年度の供給量がブロック当たり100 BEAMであることです。

Opt-in auditability(外部監査性)

BEAMには、取引したユーザーが許可すれば第三者が送金額やトランザクションを監査できるという機能があります。
取引したユーザー自身で、どの項目をだれに公開するかを決められます。これをオプトインといいます。
BEAMでは、デジタル署名されたドキュメント(請求書やコントラクトなど)をすべての取引に添付するようにウォレットを構成できます。
オプトインで許可されたら監査役などの第三者が送金額や送受信者のトランザクション情報とドキュメントを検査できます。

Treasury報酬

Beamは、プレマイン、ICOをせずにTreasury報酬という仕組みで調達しています。
Treasury報酬は企業と開発者報酬の仕組みのことで、Zcashも採用していています。
ブロック生成されるたびに徐々にマイナー報酬と同様に開発者へ報酬を与えるため、開発者の売り逃げを防いでいます。

マイニング報酬は、最初の5年は1ブロック80コイン、2〜5年は1ブロック当たり40コイン支払われます。
最初の5年のみTreasury報酬が発行されます。
Treasury報酬は、投資家35%、コアチーム(開発者)とアドバイザー45%、Beam Foundation(財団) 20% の内訳で配分されます。
最初の1年は、1ブロック20BEAM、2〜5年は1ブロック10BEAMがTreasury報酬に当てられます。

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